Location
北関東の中央部に位置する栃木県鹿沼市
全国でもトップクラスの品質と生産量を誇るにらの産地です。



Feature
~ “一番刈りにら” が出荷されるまで ~
苗作り(2~3月)
~幅の広い厚肉なニラを育てるには苗作りから~
作業性を優先するならば「セル苗」と呼ばれる小さな容器で苗を作った方が良いでしょう。でも、「地床苗」と呼ばれる地面に直接植える苗作りは、大きな株に育てることができるので成長したニラに大きな違いが生じます。繰り返し収穫されるニラにおいては、大きな株に育てることが重要です。
畑に直接播種します。

小さなトンネルを被せます。

トンネルの中の様子

大きく育った苗を掘り起こします。

定植(5月~)
~「地床苗」をハウスに移します。~
丈夫に育った「地床苗」を掘り起こして、圃場に定植する作業です。
畑に移植される苗

畝建てした圃場に定植

2列終わったところ

しっかりと栄養を蓄えてもらいます。

捨て刈り(12月頃~)
~役目を終えたニラの上部を刈り取ります。~
8ヶ月間に渡り光合成を行い、株にたっぷりと栄養を蓄えました。さらに寒さにあたることによって、上部を犠牲にして残っている栄養も株に凝縮させていきます。
この寒さにあたってから「捨て刈り」したものだけを、私達は“一番刈りにら”と呼ぶのに値すると思っています。
「捨て刈り」前の様子

実際には、もっと黄色くなります。

この手前の葉のように黄色く縮れたのが完熟の証

「捨て刈り」作業の様子

役目を終え、捨て刈られた上部。

一番刈りにら“芽生え~成長”(12月頃~)
~“栄養を蓄えた株”から、初めてのニラが地上に出ます。~
見た目にも柔らかさが伝わってきます。
「捨て刈り」後にマルチシートを被せます。

下からニラがシートを持ち上げています(〇のところ)

バーナーでマルチシートに穴を空けます。

マルチシートから「一番にら」が顔を出しました。

光に当たっていなかったので、まるで黄にらのようです。

「捨て刈り」後、20日経過。かなり大きく育ちました。

「捨て刈り」後、25日経過。後一週間ほどで収穫です。

一番刈りにら“収穫”(1月頃~)
~いよいよ“その時”を迎えました。~
種蒔きから9ヶ月、費やした時間が喜びに変わる時です。
いよいよ“一番刈りにら”の収穫です。

収穫作業の様子です。

-
『葉が黄色くなっているのは、ニラの上部の栄養が下の株に下がってきた証なんです…』
“一番刈りにら”の美味しさの理由について詳しく教えてくださいました。
「種蒔き」~「苗作り」~「捨て刈り」~「収穫」~「出荷」までの一連の流れを動画にまとめました。
Message
~ 生産者さんから ~

-
『一番にらが出てきた時が楽しい』
『肉厚で幅広いニラ…やりがいを感じますね』
土作り、苗作り、温度管理といった
栽培の“こだわり”から、お客様への責任感など…
“にら作り”に情熱を持って向き合っていらっしゃる様子が伺えました。
一番“甘み”があって、一番“太くて”、一番“柔らかい”!
“にら栽培の匠”からのメッセージです。
是非、ご視聴ください!
Cooking
“一番刈りにら”ならではの、素材の良さを活かした料理方法を紹介します。
“一番刈りにら”と言えば何と言っても“柔らかさ”と“甘み”…
その素材の良さを熟知していらっしゃる農家さんお勧めの、簡単で美味しく召し上がれる料理を教えていただきました。


“一番刈りにら”のお浸し
甘くて柔らかいからシンプル イズ ベスト!
ニラに甘みがあるので、濃い味付けは必要ありません。
茹で時間も短い時短メニューです。
※茹で時間はニラによって異なりますが、“一番刈りにら”は柔らかいので葉先は10秒で十分!
材料
- にら
- ちりめんじゃこ
- 和風だし
- 醬油
レシピ
- 沸騰したお湯に「にら」を合計20秒くぐらせる。
※先に軸の部分だけ10秒、その後に全体を10秒くぐらせるのがポイント! - 氷水でしめる。
- 食べやすい長さに切る。
- 和風だし、醬油、ちりめんじゃこを入れ混ぜ合わせれて完成!

“一番刈り”にらしゃぶ
ニラの茹で時間が短いとシャキシャキした歯応えが楽しめ、長めに茹でるととろりとした食感が楽しめます。
豚肉の旨みとニラの甘みがピッタリです!
材料
- にら
- もやし
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用)
- 和風だし
- ポン酢、胡麻だれなどお好みのタレ
レシピ
- お湯に和風だしを入れる。
- もやし⇒にら⇒豚肉の順に入れる。
- 豚肉に火が通ったら、お好みのタレをつけて召し上がる。
Feature
~ “最盛期”での一場面(6月後半) ~
収穫量はピークを過ぎたあたり
~4~7月はニラの最盛期!~
この時点で5番刈りのニラですが、まだこの太さです。 地床苗にこだわり、時間をかけてじっくり育てたからこそ… これだけの品質を維持できます。

6月後半に収穫の圃場

“5番にら”でも、この太さです
次の「“一番刈り”にら」の準備
~収穫と同時進行です!~
冬に地面に直接播種した「地床苗」を掘り起こし、選抜して束ねていきます。 球根がぷっくらと膨らんでいますよね。これが良い苗の証です!

“地床苗”を選抜する作業

根の上の白い部分が膨らんでいます
~定植作業~
掘り起こして選抜した「地床苗」を畑に植えたところです。


“花にら”
~産地ならではの光景~
この時期は「“捨て刈りされる前”の夏ニラ」から花穂が伸びています。
まだ上部は株元に栄養を運ぶ役目があるので、この時点で刈り取ることはできませんが、一部を生産者さんが自家消費しています。
柔らかくて甘いので、調理はシンプルに茹でるだけ!
茹でた花ニラにかつお節が醤油を和えたもの
もう一品はドレッシング(今回はシーザーサラダ)で和えました。



“花にら”と鰹節、醤油の和え物

“花にら”をシーザードレッシングで和えました
-
『鹿沼にら組合 最盛期の様子』
最盛期の一場面ですが、
一連の内容を動画にまとめました。